外壁の点検診断ってどんなことをするの?

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外壁の点検診断ってどんなことをするのか、気になりますよね。様々な種類がある外壁ですが、今回は窯業サイディングの場合でご説明いたします。

●窯業サイディング外壁の問題点
窯業サイディング外壁は現場塗りのモルタル外壁と違い、工場で塗装成型され意匠性が高く均一した厚みを持つ外壁です。撥水効果が低下してしまうとモルタルよりも含水が高くなり、板状ボードのために天日に乾かされると変形や割れが発生し易いという点と、継ぎ目地シーリングがあるためにシールの打ち換えメンテナンスが必要という問題があります。
平成16年10月1日以前に外壁材が出荷された場合、石綿(アスベスト)含有ボードの可能性があります。(※国土交通省アスベスト建材データベース2007.3参照)
窯業サイディングボード自体は、セメントや石灰、パルプ紙や木片チップで成型されているため、防水性は無く含水率も高い建材です。表面は塗装処理されていますが、シーリング切れによる水の漏水や表面の防水切れによる含水を放置してしまうと、ボードの反りや割れだけではなく壁体内への水の浸入を起こしやすく、結露による腐朽菌の発生や老朽化を加速させてしまいます。

●診断・検査項目
劣化状況に応じた仕様を組むため、下記の項目を診断・検査致します。

①厚み・反り状態
調査目的:外壁自体の厚み不足による強度の問題や漏水浸入となる反りの有無、下地調整の使用に関する厚みを測定することが目的です。
調査内容:デジタルノギスやスケールで、既存外壁サイディングボード部の厚みを計測します。レベラーで反りの状態を、欠損があれば止め具の種類(釘打ち・金具工法)を確認し、事前補修の有無も確認します。(※2008年2月20日に、サイディングの強度・耐久性不足の問題からJIS改正されるまでは、薄板ボード14㎜以下が使用されていた場合があります。)

②含水率
調査目的:窯業サイディングボード事態の含水率により塗膜の防水性がわかり、メンテナンス時期の検討材料とする事が目的です。
調査内容:デジタル水分計で窯業サイディングの水分率を数ヵ所計測し平均値を出します。含水率が多い壁面はボードの反り上がりを起こし、コケ・藻の発生や腐朽菌が発生したり、また断熱効果を妨げる事にも繋がります。

③割れ・クラック・欠損
調査目的:ヒビ割れ等は漏水の原因となり、含水率を高め、ボードの腐食や構造体そのものを老朽化させる原因ともなるため、劣化進行を確認し、改修工法を検討する事が目的です。
調査内容:クラックスケールにてヒビ割れの幅を計測し、目視で本数を確認する。また0.6㎜を超えるヒビ割れは、×10ルーペにて貫通の有無やボードの膨れ状況を確認します。また釘打ち等の場合は、反り部分等の割れも多いため、水平器にて反りの状況も確認します。

④カビ・コケ類の発生
調査目的:カビは建物の築年数に関わらず、湿度や温度、カビの栄養となる成分などが揃えば、カンタンに繁殖します。一方、コケは植物なので光合成を行います。そのため、カビなどの菌類と違って日当たりが良い場所でも水分さえあれば繁殖します。カビとコケでは対処方法が違いますので、どちらなのかを見極めるのが目的です。
調査内容:全体的な目視の他に、×10ルーペにより塗膜への汚染物質付着状況を確認します。また霧吹きで水を掛けても落ちない場合は水洗い洗浄以外のクリーナーが必要となるため、その判断を行います。

⑤塗装面の白亜化(防水塗膜劣化)
調査目的:塗料とは樹脂と顔料から構成され、色合いは元より防水機能としての役割を持ちます。その塗料が劣化し始めると、表層の樹脂が揮発し粉状になって劣化していくため、防水保護機能がどの程度あるのかを確認するのが目的です。
調査内容:白亜化測定テープを外壁塗装面に貼り付けます。押し付けた後にテープを剥し黒紙に貼り付けてから白亜化等級標準画像と比べ、白亜化の度合いを判定します。

⑥塗装面の浮き・塗膜の密着度
調査目的:剥れの前兆である塗装面の浮きや重大な劣化に至る前段階を察知する事、塗膜の密着が悪い場合に下地を固めるエポキシ処理の必要の有無を確認する事が目的です。
調査内容:打診検査棒により、浮きの度合いを測定します。またALCパネル内のラス網(鉄筋)が爆裂している場合の音も確認します。塗膜の密着度については、外壁下部の1~2㎠程度にカッターを入れクロスカットで調査します。(※白亜化が著しい場合は、粉状となるため、密着テストは出来ない場合があります。)

⑦塗装面の耐溶剤性・アルカリ度
調査目的:現在の塗装が活膜の場合、下塗り材選定を間違えてしまうと永く持つ塗料であっても数年後に経年変化を起こしてしまうため、耐溶剤性活膜であるかを確認します。また酸化した外壁やアルカリ度が高過ぎる場合、下地調整材が必要であるためその確認を目的としています。
調査内容:溶剤であるラッカーを塗布し、夏場1分:冬場5分放置し、その状況(軟化度)を確認します。また霧吹きで塗装面を濡らしPH試験紙を接触させ色の変化で測定します。著しいPH値の調整は、カチオン系ワイドシーラーやエポキシプライマー(アクアプライマーEPO)で行います。

⑧サッシ・板金廻り 取合部状態
調査目的:壁面と開口部や板金廻りの漏水原因となる隙間を確認し、雨水浸入防止策の工法を確認します。また、サイディング同士の継ぎ目地シールの硬度を検査し防水機能低下の有無を確認します。
調査内容:目視により取合部の隙間を確認します。また、サイディング継ぎ目地シーリングは亀裂や浮き・痩せ状態を見て、デュロメータにより弾力性が生きているかを測定します。
(※外気温0度以下の場合のシール硬度は計測できません。また、ノンシールによるモルタル塗り仕上げの場合も計測できません。)

⑨基礎・土台・壁体内状況
調査目的:家屋を支える基礎の健全性はもちろん、壁下の土台の含水、壁裏内部の腐朽状態や壁体内を調べ、メンテナンス時期の検討材料とすることが目的です。
調査内容:基礎コンクリートのヒビ割れや通気口等を目視し、外装構造木材等を木材水分計にて計測し、壁体内の水分(湿気)の状態を確認します。壁体内の湿気が多い場合、腐朽菌の発生で構造体を弱めてしまう恐れもあり、さらに断熱効果を妨げる事にも繋がります。

⑩露出 木部・鉄部の状態
調査目的:外部に露出している木材や鉄部は、塗料で防水保護しない限り腐食してしまうため、現在の木部・鉄部の塗装状態を確認し、メンテナンス時期の検討材料とすることが目的です。
調査内容:目視により塗膜の剥れや白亜化を確認します。また、白亜化測定用テープを貼り付けて塗料の密着力を確認し、塗り替えの際の下地処理方法(ケレンの種類)選定をします。鉄部に関しては、錆の発生を確認し錆穴の有無も確認します。

いかがでしたか?思っていたより点検項目が多くて驚かれたのではないでしょうか。イメージメーク・ハウスでは、無料で点検診断を行っております。もちろん、お見積りも無料です。早めにお家の外壁の状態を知っておくだけでも、その後の対応が違ってくると思います。それがマイホームが長持ちすることにも繋がっていきます。この機会に一度、無料で点検診断をしてみてはいかがでしょうか。

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